「三鷹天命反転住宅」を見学して

珍しい建物続きで東京都三鷹市にある、荒川修作+マドリン・ギンズによる「三鷹天命反転住宅(ミタカテンメイハンテンジュウタク)」のご案内です。
こちらはれっきとした賃貸住宅ですが一週間からの宿泊も可能です。

カラフルな外観は確かに目立ちますが、不思議と周りの環境になじんでいます。
これは、‘中途半端な数のカラーを使用するより、たくさんのカラーを使用した方がかえって落ち着く’という心理的理論に基づいているそうです。


植物に埋もれた建物
木の扉を開けて敷地の中に入ります。




各居室へのアプローチは意外と普通(?)

そして居室の扉を開けると想像を超える世界が!


床が斜めなので、ハンモックがソファーやベット代わりに!



黄色い球体の部屋。床はお椀状でつるつる滑る!



ブランコも椅子替わり



収納スペースは無く、ぶら下げて収納とする

宇宙船の様なキッチン

機能的なところはほとんど無いのになぜか魅かれます。
そして、‘もしここを使いこなせたら、母親の胎内にいる様に落ち着くのでは?’という幻想すら抱いてしまいます。

「三鷹天命反転住宅」は、芸術家である荒川修作とマドリン・ギンズの独特の理論に基づいて2005年に完成した作品であり、現在もしっかり利用されている人気の賃貸物件です。そして作品としての保存活動も同時に行われています。
ご興味がある方は、見学会への参加がお奨めです。

三鷹天命反転住宅

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